カーネギーの「人を動かす」には、人が行動を起こすための37個もの原則が記されています。
その中でも特に重要で、ビジネスに応用しやすい3つの原則をピックアップしました。
1.批判しない、非難もしない、苦情も言わない
人は他者に非難されると心を閉ざしてしまいます。
反対に、褒められたり認められたりすると、やる気が出て行動を起こしやすくなります。
そのため、ビジネスでは見込み客を批判するのではなく、ユーザーの潜在的な可能性を褒め、勇気づけるサービスを提供することが大切。
【具体例】
ダイエットに悩むユーザーに対して「デブでかっこ悪い」と批判するのではなく、「痩せたらもっと素敵になる」「一緒に頑張ろう」と励ましたり共感したりすることで、ユーザーのモチベーションを高められます。
2.自己重要感を与える
人は自分が重要だと感じたい生き物です。
自己重要感を持つことで、自信が生まれ行動を起こす原動力となります。
具体的には、見込み客に「あなたには才能がある」「まだ可能性を秘めている」といったメッセージを伝えることで、自己重要感を与えられます。
【具体例】
起業したい人に対して「あなたには起業家としての才能がある」「ビジネスアイデアが素晴らしい」と伝えることで、行動に移しやすくなります。
3.強い欲求を起こさせる
人は何らかの欲求がなければ行動を起こしません。
欲求が強ければ強いほど行動的になります。
【具体例】
旅行に行きたい人に「美しい景色や料理」を紹介することで、旅行への欲求を掻き立て旅行予約サイトへのアクセスを促せます。
欲求を生み出すストーリーテリング
人を動かすサービスを作るには、上記3原則を踏まえた上でストーリーを効果的に活用することが重要です。
【温泉の良さを伝える場合】
「以前は温泉に全く興味がなかった僕ですが、たまたま友人に誘われて温泉旅行に行ったんです。そこで、零下10度の極寒の中、露天風呂に入ったときの感動は忘れられません。体が芯から温まり、心も解きほぐされるような感覚。温泉の素晴らしさに気づいてからは、温泉旅行の虜になってしまいました。」
ストーリーを語ることで、温泉の素晴らしさを伝えるだけでなく、「自分も温泉に行ってみたい」という欲求を抱かせることができます。
コンテンツビジネスにおける応用
この3原則はあらゆるビジネスに応用可能です。
例:恋愛系コンテンツ
恋愛に悩むユーザーに対して、
1.批判しない(希望を与える)
→「あなたにも素敵な出会いが待っている」
2.自己重要感を高める
→「自分磨きをすればもっと魅力的になれる」
3.強い欲求を起こす
→「理想の相手と出会って幸せな恋愛をしよう」
これで恋愛相談サービスやマッチングアプリへの登録を促せる。
例:学習系コンテンツ
勉強に悩む受験生に対して、
1.批判しない(希望を与える)
→「正しい勉強法を身につければ必ず成績は上がる」
2.ストーリーを語る
→「私も勉強法を変えたら一気に解けない問題が減り、志望校に合格できた」
3.自己重要感を高める
→「あなたにも必ず合格できるだけの能力がある」
4.強い欲求を起こす
→「志望校に合格して充実したキャンパスライフを送ろう」
これでオンライン学習サービスや参考書販売サイトへの登録を促せる。
結論
人を動かすコンテンツを作るためには、 ユーザーの心理を理解し、共感を得ることが重要です。
今回紹介した「人を動かすための3原則」を意識することで、ユーザーの心を掴み行動を促せるはずです。
ぜひ、この原則を参考に魅力的なコンテンツビジネスやサービスを展開しましょう。
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