「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン」という書籍をまとめました。
体験の提供
禅の心で伝える
- やりすぎないくらいシンプルがいい。認知機能的に箇条書きは効果が薄い
- 経験則を伝える
- 説明は言葉と絵でおこなった方が良い
- 聞き手との距離を近くする
- 常に1つのことに意識を向けさせる
- 全てを簡素化する
数字をドレスアップする
数字は理解しやすい文脈に入れないと力を発揮しない
→みんながよく知っているものと関連付ける
【具体例】
「5GB」だと???となるが、
「1000曲入る」と言われればすごい!となる
(小さい数字を大きく見せることも可)
- 中核となるテーマにはデータを用意する。どの数字を入れるかしっかり選ぶ
- データは具体性、意義、文脈性が大事。聞き手の暮らしに密着させる
- アナロジーで数字を魅せる
「びっくりするほどキレがいい」言葉を使う
簡潔で短く具体的、かつ写実的な形容詞を使う。
【具体例】
「表示されるボタンがカッコいいんだ。思わずそっと舐めたくなるほどに」
- 一文を構成する単語の平均値
- 語彙密度
- 難解語
- 難読指数
例:Macbook airの発表
「これがMacbook airだ。触ってみるととっても薄いことがわかる(具体的)
でもキーボードもディスプレイも普通に大きいんだ(シンプル)
すごいだろう?(感情的)
見た目はこんな感じだ。すばらしいよね?(感情的)
世界で最も薄いノートパソコンだ(シンプル)
ディスプレイはゴージャスな13.3インチワイドスクリーンだし、キーボードはなんとフルサイズだ(感情的かつ具体的)
ここまでやってくれるとは、ウチのエンジニアリングチームには驚かされたよ(感情的)」
【話のキレを良くする方法:~のようなもの】
自分の考えや製品を、聞き手がよく知っているコンセプトや製品と比べる。
人は受け取った情報を分類しようとする(脳内パッケージ)。
しかし、考えさせると負担になるので、こちらでバケツを用意してあげましょう。
良いやつが見つかったら繰り返し使うべし!
【具体例】
「アップルTVは21世紀のDVDプレーヤーだと言える」
「ipodシャッフルはガムより小さくて軽いんだ」
「ipodはトランプ1組の大きさしかない」
ステージを共有する
- 発表前に顧客に試験をしてもらい、発表内容が正しいと証言してもらう
- 推薦の言葉をプレゼンに入れる(2分以内に編集していれるのもあり)
- 公の場でパートナーや顧客に感謝する
小道具を上手に使う
デモを中心に小道具を使いましょう。
【素晴らしいデモの共通点】
- 短い
- シンプル:伝える内容を1つか2つに絞る
- 魅力的:注目の機能を見せて競合との差別化を行なう。実用性も必要。
- 軽快:15秒以上もかかることを使わない
- 実質的:ちゃんと問題を解決してくれるか
【ダイナミックな演出の原則】
- 何かすることを聞き手に与える
- 自分のやり方をさせてから、より効率的な方法をやってもらう
- 自分のスキルを活用する
「うっそー!」な瞬間を演出する
- 予想外の情報
- 感動の瞬間
- 芸術レベルの発表そもそも
- 1テーマに絞る
【具体例】
Macを封筒から取り出す:「薄さ」を分かりやすく伝えている
ボディーランゲージ
存在感の出し方
それぞれの文章で一番大事な部分を強調して話す(身振り手振り)
- アイコンタクト
- 開いた姿勢
- 手を使う
喋り方のスタイルを考える
- 抑揚
- 間
- 音量
- スピード
ビデオを使ったトレーニング
- アイコンタクト
- ボディーランゲージ
- 「あー」「えー」
- 喋り方
- エネルギー
- 自分の喋りを録画する
ストーリーの作り方
傑出したプレゼンを作る9要素
- ヘッドライン
- 情熱的な意見
- 3つのキーメッセージ
- メタファーとアナロジー
- デモ
- パートナー
- 実例と推薦
- ビデオクリップ
- フリップチャート、小道具、実物で説明
- 3.に関して:聞き手は3,4点しか思い出せない。提示後に裏付けの紹介
- 4.のメタファー:例えによる比較。「PCは知性の自転車といったところか」
- 4.のアナロジー:2つを比較して類似性をアピール。新しい概念を理解させるときに役立つ。「マイクロプロセッサーはコンピューターの頭脳」
- 9.に関して:人は「目」「耳」「体」で学ぶ
救世主的目的意識
「一生、砂糖水を売り続ける気かい?それとも世界を変えるチャンスにかけてみるかい?」
- 現実歪曲フィールド
∟ファーストネームで繰り返し呼ぶ、話すリズムや熱意、圧倒的な感染力 - 大好きなことをやる
- 根源的な目的を把握する
3点ルール
どんなアトラクションがあるか聴衆にロードマップを示す。
その方がストーリーを追いやすくなる(聞き手が迷子にならない)
聞き手はリストを好み、かつ記憶しやすい3つか4つに絞るのがおすすめ
敵役を作る
問題(敵)+解決策(ヒーロー)
ヒーローのミッションは敵をやっつけることではなく、暮らしやすくすればいいだけ。
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