あなたは、自分が本当に欲しいものだけを買っていますか?
もしかしたら、知らず知らずのうちに、企業の巧妙な心理テクニックに操られ、必要のないものを買わされているかもしれません。
今回は、顧客を操る危険な心理テクニックTOP10を、身近な例を交えながら解説していきます。
この内容を知れば、
- 今後、無駄な買い物をしなくなる
- 自分の商品を販売する際に、爆発的な利益を上げられる
- ビジネスで成功するための強力な心理テクニックを学べる
ようになります。
特に、後半で紹介するTOP3のテクニックは、使い方が難しい分、非常に強力です。
最後まで読むことで、ビジネスで大きな結果を出すためのヒントが得られるはずです。
1.上位10%
見込み客が理想としている人だけが知っている秘密を教える、という心理技術です。
人間は誰しも「憧れている集団」があります。
- プロ野球選手
- タワマンに住んでいるお金持ち
- 登録者100万人を超えているyoutuber
心の奥に抱えている「自分も彼らの一員になりたい」という思いに訴求すれば、相手のほうから「それください!」と言わせることができます。
【具体例】
「なぜ彼らは、他人の2〜3倍もの結果を出しているのか?より賢いから?才能があるから?違います。実は彼らにはたった1つだけ共通して行なっていることがあります」
2.クロスセル
コンビニのレジ前にある肉まんや、スーパーのレジ前にあるちょっとしたお菓子。
ついつい買ってしまった経験はありませんか?
これは「クロスセル」という心理テクニックによるものです。
人は買い物をすると、緊張が解ける「テンション・リダクション効果」が働きます。
この効果により、何かきっかけがあれば「ついでに買ってしまう」のです。
【具体例】
車や家のような大きな買い物をした後に、「プラス5万円でコーティングも付けられますよ」とか「月3,000円で保険に入れますよ」と言われたら、普段なら買わないオプションでもつい買ってしまう。
3.ローボールテクニック
30万円以上の脱毛コースや、100万円以上の車。
高額な商品を販売する際に効果的なのが、「ローボールテクニック」です。
人は一度始めたことをなかなかやめられない「一貫性の原理」を持っています。
ローボールテクニックを使うときは、最初に承諾しやすい条件を提示して「YES」といわせます。
そして徐々にハードルを上げて「YES」と言わせ、最終的に商品を買わせます。
【具体例】
美容クリニックや脱毛サロンでよく見かける「初回50%オフ」。
4.社会的証明
「あの芸能人も愛用している」「100万部突破」「満足度95%」。
このようなキャッチコピーを目にしたことはありませんか?
これは「社会的証明」という心理テクニックによるものです。
人は周りの人の行動に影響を受ける「ソーシャルプルーフ効果」を持っています。
多くの人が選んでいる商品やサービスは、安心感があり自分も欲しくなります。
5.テイクアウェイセリング
「季節限定」「期間限定販売」。
このような言葉に惹かれて、商品を買ってしまった経験はありませんか?
これは、「テイクアウェイセリング」という心理テクニックによるものです。
人は、数少ないものや手に入りにくいものを欲しくなるという「希少性の原理」を持っています。
テイクアウェイセリングは、このバイアスを利用し、わざと期間を限定することで、顧客の購買意欲を刺激するのです。
6.権威性
白衣を着た医師の言葉や、東大生が書いた勉強法の本。
私たちは、権威のある人の言葉を信じてしまいがちです。
これは、「権威性」という心理テクニックによるものです。
人は、権威のある人の言葉を、無条件に正しいと思ってしまう傾向があります。
そのため、商品やサービスに権威性を持たせることで、顧客の購買意欲を高めることができるのです。
権威性を高めるためには、
- 自分自身に権威を持たせる(ブランディング)
- 主張に権威を持たせる(実績の引用)
- 商品に権威を持たせる(お墨付き商品)
といった方法があります。
7.コールドリーディング
占い師が、あなたの性格や状況を言い当てて、驚いたことはありませんか?
これは、「コールドリーディング」という心理テクニックによるものです。
誰でも当てはまるようなことを言うだけで、相手は「自分のことを見抜かれている」と感じてしまうのです。
コールドリーディングは、顧客の心を開き、信頼関係を築くために有効なテクニックです。
8.両面提示
商品やサービスのメリットだけでなく、デメリットも伝えることで、顧客の信頼を得ることができます。
これは、「両面提示」という心理テクニックによるものです。
人は、メリットだけでなくデメリットも提示されることで、その情報が公平で信頼できるものだと感じます。
ただし、デメリットばかり強調してしまうと、逆効果になる可能性があるので注意が必要です。
9.認知的不協和の解消
人は、自分の行動や考えと矛盾する情報に接すると、不快感を感じ、その不快感を解消しようとします。
これを「認知的不協和」と言います。
例えば、高額な商品を買った後に、「本当にこれでよかったのか?」と不安になるのは、認知的不協和の一例です。
マーケティングでは、この認知的不協和を意図的に作り出し、顧客に商品やサービスを購入させるという手法があります。
例えば、「月収700万円の中学生」というキャッチコピーは、私たちの常識と矛盾するため、認知的不協和を引き起こします。
そして、その不協和を解消するために、「どうやって月収700万円も稼いでいるんだろう?」と興味を持ち、商品やサービスの内容を知りたくなるのです。
10.共通の敵の批判
顧客が持っている常識を批判することで、一気に自分の商品やサービスの需要を生み出すことができます。
これは、「共通の敵の批判」という心理テクニックによるものです。
例えば、「まだ英会話教室に通っているんですか?」というキャッチコピーは、英会話教室に通うという従来の常識を批判し、新しい学習方法を提案しています。
共通の敵の批判は、使い方を間違えると、顧客に間違った情報を信じ込ませてしまう危険性があります。
しかし、正しく使えば、顧客の行動を大きく変え、大きな結果を生み出すことができる強力なテクニックです。
まとめ
今回は、顧客を操る心理テクニックTOP10を紹介しました。
これらのテクニックは、悪用すれば顧客を騙すことにもなりかねません。
しかし、正しく使えば、顧客の悩みを解決し、より良い商品やサービスを提供するために役立ちます。
重要なのは、顧客のためになるように、これらのテクニックを使うことです。
ぜひ、今回の内容を参考に、あなたのビジネスにも心理テクニックを活用してみてください。
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