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SEOライティングスキル

SEOライティング初心者〜中級者を対象にブログ記事の書き方を網羅的に解説します。

本マニュアルでは記事は以下の手順で書きます。

  1. 競合調査をする
  2. 記事構成を作る
  3. 記事タイトルを決める
  4. リード文を書く
  5. 記事本文を書く
  6. 推敲する

記事を書く手順だけでなく、SEOライティングで以下の重要なポイントも解説します。

  • 記事が読みやすくなるズルいテクニック11選
  • 再検索させないための「潜在ニーズ」
  • 読者の壁を越えさせる「3つのNOT」
  • 読者に再検索させない「SXO対策」
  • 記事執筆時にプロが意識するポイント
  • まとめ記事(ピラーぺージ)の作り方
  • 最低限知っておくべきSEO対策
  • SEOライティングの実践ポイント
目次

競合調査〜見出しの作成方法

競合調査の方法

記事を書き始めるときは、必ず事前に競合調査を行ってください。

実際に狙いたいキーワードでGoogle検索し、1記事ごとに内容を確認しましょう。検索結果の1ページ目には、どのようなことが書かれているかを調査します。

具体的にやることは上位10記事の内容を箇条書きにすればOK。各記事が3,000字程度であれば、10記事の調査にかかる時間は30分程度です。

競合調査結果のまとめ方

競合調査の結果を元に、記事構成を考えます。記事構成を考えるヒントとして上位10記事の内容を箇条書きでまとめます。

競合調査結果の例

●1位:Googleと読者に好かれる文章と記事の書き方を徹底解説!
URL:https://meril.co.jp/affi-note/how-to-web-writing
・Webライティングとは「Googleにも読者にも好かれる記事を作る技術」
・検索意図とは、キーワード検索という行動があるWeb特有の概念
・上位サイト、キーワード、Q&Aサービスから検索意図の想定
・…
・…
・…
—-
●2位:(タイトル)
(URL)



—-
●3位:(タイトル)
(URL)



—-

競合調査の目的は上位表示されている記事の見出し、コンテンツを調べることです。この競合調査結果を参考にして、記事構成(見出し)を作ります。

競合調査から除外する記事

以下のような記事は競合調査からは除外します。

・アマゾン、楽天、企業の商品販売ページのようなSEOライティングで書かれていない記事
・他の上位記事と比べて半分以下の記事
・明らかにキーワードと検索意図が合わない記事

これらの記事はライティングではなく、別の要因(ドメインパワー、信頼性など)で上位表示されている可能性が高いですこのような記事は参考にならないため、除外して考えます。

このような記事しか並んでいない検索結果は、上位表示が難しいため避けるのがベターです。

競合調査に含めない記事としてよくある例は以下です。

・アマゾン
・楽天
・価格.com
・Yahoo!知恵袋

これらの記事(サイト)は、記事内容だけで上位表示されているわけではないため、競合調査に含めなくてOKです。

記事構成(見出し)の作り方

記事構成の作り方の手順は次のようになります。

・競合調査先ほど解説したもの
・必要な見出し(コンテンツ)をピックアップ
・見出しを並び替えて記事構成を作る

慣れないうちは見出しを考えながら記事構成を作るのではなく、見出しを考えたあとで並び替えて記事構成を作る方が考えやすいです。

見出しが思いつかなければ、狙うキーワードのサジェストを参考にしてくださいサジェストキーワードはユーザーが実際に検索している需要のあるキーワードです。

サジェストキーワードを一括取得したい場合、ラッコキーワードを使うと便利です。

ただし、サジェストがそのまま見出しになるわけではないので、注意しましょう。あくまで狙っているキーワードを検索する読者にとって必要な内容かどうかで判断します。

見出し案を作るときは、以下のルールに従って書くとあとで楽になります。

・■■H2見出し
・■■■H3見出し
・■■■■H4見出し

■が2つならH2見出し、■が3つならH3見出しになるイメージです。ここでは見出しとして■を使っていますが、自分が分かりやすい記号ならなんでもOKです。

この先ほどの競合調査結果を見出しにすると、次のようになります。

取捨選択はあとでもできるため、なるべく手を止めずに見出しを考えましょう


■■Webライティングとは
・Googleにも読者にも好かれる記事を作る技術のこと

■■Webライティングで重要な検索意図
・検索意図とは、キーワード検索という行動があるWeb特有の概念

■■■検索意図を考える3つの方法
・上位サイト、キーワード、Q&Aサービスから検索意図の想定


見出しが思い付かない場合は、もう一度競合記事を見返したりサジェストキーワードを参考にしたりしてください。

記事構成の作り方

見出しを作るときのポイントは以下の2つです。

  • 競合記事のコンテンツを盛り込む
  • 読者が知りたいコンテンツを追加する

見出しを考えたら、見出しを上から順番に並べて記事構成を作っていきます。読者にどの順番で伝えれば、内容を理解しやすくなるか考えながら記事構成を作りましょう

SEOライティングだからといって難しく考える必要はありません。「知り合いに対面で説明するとしたら、どの順番で話せば分かりやすいかな?」と考えると考えやすいです。

記事構成を作るコツは読者が知りたいことはなるべく早く伝えることです

例えば「SEO対策 被リンク」というキーワードを狙う場合、考えられる検索意図と検索意図を満たすコンテンツは次のようになります。

検索意図コンテンツ
SEO対策に被リンクは効果があるかSEO対策に被リンクは効果があるか
SEO対策で効果のある被リンク獲得方法を知りたい質の高い被リンク獲得方法5選

これらのコンテンツは記事内のなるべく最初に書くことが重要です。読者は結論を早く知りたいと思っているので、知りたいことがすぐに書かれていないと離脱の原因になります

記事執筆の流れ

記事執筆の流れは以下の7ステップです。

  1. タイトルを決める
  2. リード文を書く
  3. 本文はPREP法を使って書く
  4. まとめを書く
  5. 飽きずに読める装飾をする
  6. リンクを貼る
  7. 記事全体を推敲する

1.タイトルを決める

・タイトルを付けるときのポイントは次の7つです。
・タイトルは32〜40文字程度
・タイトルにSEOキーワードを含める
・GoogleやSEOを意識しすぎない
・【】| ! ?などの記号を使う
・具体的な数字や実績を書く
・無駄な文字を削って情報密度を高める
・検索結果をよく見て研究する

1.タイトルは32〜40文字程度

検索結果に表示されるタイトルは32文字前後です。Googleが自動的に調整するため、表示される文字数は明確には決まっていません。タイトルが長過ぎるのはSEOの観点からもよくないため、長くても45文字程度に収めましょう。

2.タイトルにSEOキーワードを含める

タイトルに含めるキーワードは、3〜5つです

多過ぎても重要なキーワードがブレるのでよくありませんが、少な過ぎてもSEO対策としてはもったいないです。

複合キーワードを考える際は、Googleのサジェストキーワードが参考になります。タイトルに入りきらないキーワードは見出しで使用しましょう。見出しに使われたキーワードでもSEOでは上位表示されやすくなります。

3.GoogleやSEOを意識しすぎない

検索結果におけるタイトルのクリック率はSEO対策に大きく影響します。クリック率が高いタイトルは検索結果で上位表示されやすくなります

よくある失敗は、GoogleやSEO対策を意識し過ぎて、クリック率が低いタイトルになってしまうことです。読者にクリックされなければ、記事は読まれることはなくSEOで上位表示されることもありません。

Googleを意識し過ぎて、キーワードを詰め込まないようにしましょう。キーワードをたくさん詰め込むより魅力的なタイトルを作ることを意識してください。

キーワードを左に配置すると有利?

「キーワードはタイトル内でもなるべく左に配置するとSEOで有利になる」と昔は言われていました。今は左に配置したとしても、直接的なSEO効果はほとんどないと考えられます。

しかし、できるだけキーワードをタイトルの左に配置することをオススメします。

これはウェブの世界では有名な「Fの法則」に基づいています。ウェブページは左側が見られやすく右側にいくほど読まれにくくなるウェブページ閲覧時の読者の視線の動きを表したのがFの法則です。

Fの法則はSEOでも適用できると考えていて、キーワードが左にあることで読者に見られやすくなりクリック率が上がる可能性があります。

ただし、一番重視するのは読者にとって魅力的なタイトルを考えることです。キーワードを左に配置することで不自然なタイトルになる場合、キーワードは自然な位置に配置してください。

4.記号を使う

記事タイトルでは「【】」「丨」「!」「?」などの記号を上手に活用しましょう。

・SEOに強いWebライティング講座。Googleと読者に好かれる文章と記事の書き方を徹底解説
・【SEOに強いWebライティング講座】Googleと読者に好かれる文章と記事の書き方を徹底解説!

この2つのタイトルなら、後者の方がクリック率は高くなる可能性が高いです。特に【】はタイトルのクリック率を上げる効果があるので、タイトルの左側で積極的に使ってください。

タイトルにおける記号の上手な活用方法は、検索結果を見て自分が上手だと思うタイトルを見て勉強してください。

5.具体的な数字や実績を書く

具体的な数字や実績を書くことで、タイトルを魅力的に見せることができます。

・「93.7%」など奇数(割り切れない数字)を使う
・「元ASPの中の人」など、ブランディングを含める

例えば、以下のような数字や実績を入れたタイトルを付けるだけで、読者からの信頼度や満足度は上がります。

・5選
・XXの専門家が教える
・たった3カ月で
・【2021年最新】

6.無駄な文字を削って情報密度を高める

タイトルは短い文字数で記事の内容や魅力、読むメリットなどを凝縮し、SEOに強いものを考える必要があります。

タイトルでは無駄な文字は1文字でも削ってくださいここでは無駄な文字が多いNG例と良い例を挙げます。

NGタイトル例
SEO対策って何?初心者が知っておいた方がいいことを教えます!

このタイトルには「SEO対策」と「初心者」の2つのキーワードしか含まれていません。「〜が知っておいたほうがいいことを教えます!」からは、価値・メリット・情報が読者には何も伝わりません

「〜が知っておいたほうがいいことを教えます!」を削って、別の言葉に置き換えてキーワードや実績、メリットなどを含めましょう。

OKなタイトル例
【超初心者向け】上位表示のために必要な23のSEO対策方法を完全解説!

このタイトルには「初心者」「上位表示」「SEO対策」「方法」の4つのキーワードが含まれています。読者の目を引くために「23」という具体的な数字も使っています。冒頭に「超初心者向け」と書くことで、記事のターゲットも目立ちます。さらに【】という記号も使っていることにも注目してください。

7.検索結果をよく見て研究する

最初から魅力的なタイトルを考えることは難しいです。最初にやるべきことは、自分が魅力的だと思う記事タイトルを検索結果から探すことです。

魅力的かどうかは自分の主観でOK。たくさんの検索結果とタイトルを見て「どんなタイトルを魅力的だと感じるのか」「魅力的だと感じた理由は何か」を分析してください

タイトルは本文を書き始める前に考える

記事タイトルは必ず本文を書き始める前に考えてください。記事タイトルを先に考えるメリットは2つ。

  1. 記事の方向性が決まり、軸が安定する
  2. ブラッシュアップする時間が長くなる

本文を書き進める中で、最初に考えた記事タイトルよりもクリック率が高くなりそうな言葉や言い回しを思い付いたら、どんどん記事タイトルを更新していきましょう。

本文を考えたあとで記事タイトルを考えると記事がブレたり、タイトルをブラッシュアップする時間が短くなってしまいます。記事タイトルは必ず記事本文を書き始める前に考えましょう。

2.リード文を書く

記事内で一番読まれるリード文は記事本文の中でも特に重要なパートですリード文を読んで、記事を読み進めるか離脱するかを読者は判断します。

興味がない、もしくは読む気にならないリード文であれば、その時点で読者は離脱してしまいます。離脱されれば、その後の文章は読んでさえもらえません。どんなに役立つ内容が書かれていたとしても読まれなければ、意味がありません。

リード文に求められることは、読者の共感を得て、本文を読むメリットを理解してもらい、先に結論を把握してもらうこと。多くの人が思っている以上にリード文に求められる役割は大きいです。

リード文を本文に入る前のつなぎくらいにしか考えていない人もいますが、それは間違っています。読者に最も読まれるリード文は記事内でも最も重要なパートです。

リード文は以下の構成にすることをオススメします。この構成を守れば、初心者でも読まれるリード文を簡単に書くことができます。

  1. 読者の共感を得る文章
  2. 問題提起
  3. 実績とブランディング
  4. 記事内容を一言で書く
  5. 読者が記事を読むメリット
  6. 最終的な結論

リード文の目安文字数は500文字以内

個人的には300〜400字くらいが一番読みやすいと考えています。長過ぎるリード文ではリード文の役割を果たさないため、読者が読み進めたくなるように情報を取捨選択してください。

1.読者の共感を得る文章

リード文の冒頭では、読者のよくある悩みを箇条書きにします。読者の悩みをSNS、Yahoo!知恵袋でリサーチし、心に刺さる言葉を探しましょう。

・今からアフィリエイトを始めようと思ってるんだけど…
・ネット上に情報が多すぎてどうしていいか分からない
・必死に頑張るから、本当に稼げる情報を教えて!

読者が記事を読みに来たとき、この箇条書きに自分の悩みが書かれていれば読み進めてくれる確率は格段に高くなります

よくありがちなミスはダイエットの記事で「あなたは痩せたいと思っていませんか?」と当たり前のことを書いてしまうこと。ダイエット記事で痩せたいのは前提です。テニスを上達させたくてダイエット記事を読む読者はいません。

ダイエット記事であれば「食べる気がないけど、間食してしまうことありますよね?」のように、読者の悩みをしっかり理解した上で書きましょう。

冒頭の共感パートは箇条書きではなく文章で書いても問題ありません全記事のリード文の書き出しが箇条書きで始まっていると退屈に感じる読者がいるかもしれないため、臨機応変に使い分けてください。

2.問題提起

問題提起では、以下の2つを意識します。

・どんな問題があるか
・その問題が起こった背景は何なのか

例えば、ブログのジャンル選定について書いた記事では以下のような文章になります。

運営するブログやアフィリエイトサイトのジャンル選定はとても重要です。ジャンル選定を間違えてしまうと「頑張って記事を書いたのにアクセスが集まらずに収益もほとんどない」という状況に陥ってしまうことがよくあります。

「ジャンル選びは重要で、失敗すると大変なことになる」という書き方(問題提起)で、記事本文に興味を惹き付けます。

3.実績とブランディング

記事に何が書かれているかも重要ですが、記事を誰が書いたかによっても読者の信頼度・満足度は大きく変わります

・ブログを始めたばかりの初心者が教えるブログ運営ノウハウ
・月1,000万稼ぐブロガーが教えるブログ運営ノウハウ

後者の方が読みたいと思う人が多いはずです。仮に記事内容が全く同じだったとしても、読者に信頼され満足してもらえるのは後者です。

リード文には経験・実績・ブランディングなど、信頼度を上げられる文章を書いてください。プロフィールが長くなる場合は、要点だけを書いてプロフィール記事にリンクします。

私はアフィリエイトを始めて15年かけて、月1000万円を稼ぐことができました。しかしその15年の間、何度も挫折し失敗を繰り返し、たくさんの遠回りをしてきました。

ブログ記事に書けるような実績がなければ、必ずしも実績を書く必要はありません。しかし、実績はある方が確実に有利です。

記事に書けるような実績がなければ、今からでも実績を作れるように努力してください。ブログ記事やSEOのために資格を取得することは常識になってきています。

4.記事内容を一言で書く

記事本文に何が書かれているかを分かりやすく一言で書きます。

ここで意識しなければいけないことは、当たり前のことを書かないことです例えば、ダイエット記事で「ダイエット方法を解説します」はNGです。

なぜなら、ダイエット記事でダイエット方法を解説するのは当たり前だからです。ダイエット記事でラーメンの作り方を解説する人はいません。検索結果で記事タイトルを見て「ダイエット方法が書かれた記事」だと分かった上で、読者はアクセスしています。

記事に書かれている内容でタイトルでは伝えきれなかった情報を書きましょう。

・私が3ヶ月で7kg痩せたダイエット方法をお伝えします
・お金を使わず食事制限もせずに痩せるダイエット方法を解説します

このような読者にとって魅力的な情報を書きます。

この記事では、初心者でも迷わずに努力さえすれば月5万円を目指せるよう『アフィリエイトの基本』となる考え方から収益化の方法までまとめて解説します。

5.読者が記事を読むメリット

直前に記事内容を一言で書いていますが、それだけで自分にとってのメリットをしっかり理解できる人は少ないです。文章の意味を理解しようと考えながら、一文一文を丁寧に読む読者はいないからです。

この部分では「この記事を読むとどうなれるのか」を、ストレートに読者に伝えますコツは内容をメリットに変換することです。

・結果が出る
・失敗しない
・お金や時間を無駄にしない
・安心安全

読者は自分にメリットがある記事しか真剣に読みませんそのため読者に分かりやすくメリットを伝えることは非常に重要です。

この記事を参考にしてジャンル選びをすれば、アフィリエイトで稼げないジャンルを選んでしまって失敗することはありません。

6.最終的な結論

リード文では、記事の結論を書いてください。

「結論を先に書くと、記事を最後まで読まれない」と思う人もいますが、それは間違いです。冒頭で結論が分からない記事は読まれません

読者は忙しく隙間時間で記事を読みます。最後まで読んで結論が分からない、もしくは期待外れとなることを避けたいため、読者は先に結論を知りたいと思っています。

結論を知った上で詳細が気になる場合は、記事を読み進めます。仮にリード文で結論を知り満足した読者が離脱しても、SEOではマイナスになりません

結論を先に書くのはリード文だけではなく、WebライティングやSEOライティング全般に言える話です。

リード文で書く結論の例は、以下のようになります。

・ダイエット記事の結論:xxした結果、3ヶ月で7kg痩せることができました。
・比較記事の結論:AとBを比較した結果、◯◯な理由でAがおすすめです。

比較記事でも、結論を先に書きます。Aの商品がおすすめだと先に知っているほうが、記事の内容も理解しやすく、読者満足度も高くなります。

結論を先に書くのはラストにオチがある小説や映画とWebライティングとの一番の違いです。

3.本文は「PREP法」を使って書く

記事を書くときは、PREP法を意識しましょう。PREP法を意識するだけで、説得力のある文章を書くことができます。

PREP法とは以下の頭文字をとったものです。

・Point:結論
・Reason:理由
・Example:具体例、事例
・Point:結論

最初に結論(Point)を書いてポイントを絞ります。次に、結論に至った理由(Reason)を説明します。理由を説明したら、具体例(Example)を提示し、読んでいる読者が理解しやすくします。最後にもう一度結論(Point)を書いてまとめます。

PREP法を使った文章例

・結論:XXすることで3ヶ月で7kg痩せることができました。
・理由:摂取カロリーより消費カロリーが大きくなったら、絶対にダイエットできます。
・具体例:食事でXXを意識して、運動ではXXを意識しただけで痩せました。
・結論:今までどんなに頑張っても痩せられなかったけど、XXで7kg痩せられました。

PREP法の使い方

PREP法は記事全体でも見出し内のコンテンツでも意識して使ってください。ただし、見出し内のコンテンツでPREP法を使う場合、必ずしも具体例や最後の結論を含める必要はありません。内容や文章量によっても変わるため、無理やりPREP法に当てはめて書くのはやめましょう。

コンテンツのバランスを考える

記事を書くときはメインテーマとそれ以外のテーマのバランスを意識してください例えば、SEO対策の方法を解説する記事なのに、検索エンジンの仕組みが長いのはよくありません。

メインテーマが「SEO対策方法」だとすれば、記事内で一番力を入れるべきコンテンツは「SEO対策方法の解説」です。「SEO対策の方法」で検索する読者は検索エンジンの仕組みを詳しく知りたいのではなく、実践的なSEO対策方法を知りたいと考えています。コンテンツの量も質もメインテーマが一番であるべきです

メインテーマ以外のコンテンツが長くなりそうな場合には、内部リンクなどを使って別記事で詳しく解説しましょう。

4.まとめを書く

記事最後のまとめでは結論と記事を読んだ読者に最後にどうしてほしいのかをしっかりと伝えましょう。

・別の記事を読んでほしい
・商品を買ってほしい
・SNSでシェアしてほしい
・感想を教えてほしい
・今すぐに実践してほしい

記事を読んだ読者に「この記事は結局何だったんだ?」と思われないように注意してください。

5.飽きずに読める装飾をする

文章は見た目も重要です。いくら内容が良くても、見た目がよくない文章は読者に読んでもらうことができません。

見た目をよくするポイントは装飾です。適切に装飾することで、読み飛ばし読者にも重要ポイントを見てもらいやすくなります

装飾で気を付けるポイント6つ。

・1画面を文字だけで埋めない
・適度に画像、イラスト、図解を入れる
・吹き出しなどで読むポイントを作る
・文字の装飾には色を使いすぎない
・理解しやすいように箇条書きを使う
・読んでほしい重要な部分は目立たせる

文字ばかりの記事は読みにくいため、画面の中に「文字以外の要素」をバランスよく使ってください。以下の7つはよく使う装飾なので、参考にしてください。

・箇条書き
・表
・吹き出し
・画像
・文字装飾
・枠
・背景

箇条書き

3項目以上を同列に並べる場合に使用します。箇条書きを使うだけで要点だけを理解できるため、読者は内容を理解しやすくなります。

順番のある箇条書きは「番号付き箇条書き」を使うようにしましょう。順番がない箇条書きで番号付きの箇条書きを使ってはいけません。

吹き出し

重要なポイントや補足情報は、吹き出しを使います吹き出しはアイコンと併用されることが多く、読者に読まれやすいポイントです。

吹き出し内の文章量が多いと読者に読まれにくいため、50文字以内で書くようにしましょう。

相づちなど、内容が薄いものは吹き出しには使用しません。吹き出しで読者にとって有益ではない内容を書いてしまうと、吹き出し自体の重要性が下がり、読者に読まれなくなる可能性があります。

ブログジャンルや文体によって吹き出しがなじまないこともあるため、そういった場合には吹き出しは使いません。

画像

基本的に画像はH2、H3下に入れていきます。必要に応じてコンテンツ内容を図で解説する図解を入れられると、読者の理解度や満足度も上がります。

記事で使う画像は素材サイトを使うと便利です。有名な画像素材サイトは以下です。

O-DAN(オーダン):無料
写真AC:無料、有料
Shutterstock(シャッターストック):有料
ぱくたそ:無料

O-DANはさまざまな無料素材サイトの画像を横断的に検索できるサービスです。無料で画像素材を探したい場合、O-DANを使えば間違いないです

Shutterstockは月額料金が高めなので、費用を抑えたい場合は写真ACなどを利用しましょう。基本的には有料画像の方が写真のクオリティが高く、使っている人が少ないためSEO対策の観点からも有利になります。

画像素材サイトの画像でもSEOでの上位表示には問題はありませんが、他のブログとの差別化を行いたい場合は自分で撮影したオリジナル画像を使う方が良いです。

画像の著作権には十分注意しましょう検索結果やSNSなどネットで手に入れた他人の画像を勝手に使用すると著作権違反で後日高額な請求をされることがあります。

文字装飾

文字装飾では色を使いすぎないことがポイントです。文字装飾が多すぎると重要ポイントが分かりにくくなります。

太字赤太字太字黄色背景を使うことが多いです。赤太字、太字黄色背景は、特に重要なポイントで使用しましょう。

「青=ネガティブな内容」などの決まりはなく、色のイメージで装飾の色は決めなくてOKです。装飾に明確な決まりを作るとネガティブな内容が続いたときに青文字が続き、読みにくい原因になります。

昔からインターネット上では青文字はリンクとして認識されています。リンク以外で青文字を使うと読者を混乱させてしまうことがあるため、青文字はリンク以外では使わないようにしましょう

枠、背景

文字装飾の色と同じように、枠や背景も色を使いすぎないようにします。シンプルな装飾の方が読者は負担なく記事を読み進めることができます。

色はグレー、黄色、赤の3色を使うことが多いです。枠や背景色に関しても使い分けのルールを明確に決めているわけではなく、文字装飾のバランスを見て決めます。

グレー、黄色、赤の背景は以下がサンプルです。

テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト

テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト

テキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキストテキスト

枠や背景は「強調したいポイント」「重要ポイント」「補足情報」に使用します。特に、見出し内で話が変わるところには、背景を付けるようにしましょう

例えば、具体例を挙げて解説するときにグレー背景をつけておくことで「このグレーの部分は他とは違う内容(例え話)かな?」と読者が一目で判断できます。

背景で変化をつけていないと、文章をしっかり読んでいない読者はどこからどこまでが同じトピック(話題)か判断できません。そうなると読まなければいけない文章量が増え、読者側の負担が大きくなります。

6.リンクを貼る

ブログ記事でよく使われるリンクは以下の3種類です。

・テキストリンク
・ブログカード
・ボタンリンク

リンクの使い分け方は重要です。記事内でリンクを適当に使うと離脱の原因になります

テキストリンク

読者の視線を止めることもなく、クリック率も高いのがテキストリンクです基本的には青色(#0044CCなど)のテキストリンクを使います。記事内で使うリンクは8割がテキストリンクです。

どのリンクを使えばいいか迷ったときはテキストリンクを使ってください。

ブログカード

リンクを目立たせたいときや、特にクリックさせたい内部リンクがあるときにブログカードを使用します。

ブログカードは視線を止める効果がありますが、多用はNG。ブログカードを多用すると文章が読みにくくなって、離脱率が上がります内部リンクをすべてブログカードにしている人は注意してください。

クリックさせることで成約につながるなど、メリットがあるときに使ってください。読ませたい記事を厳選することが重要です。全ての記事を読んでほしいと思ってブログカードを多用すると、どのリンク(記事)が重要か分からなくなりクリック率が下がります。

ブログカードとテキストリンクを併用することもオススメですブログカードがリンクだと理解できない人もいるので、ブログカードの上にテキストリンクも貼っておくと親切です。

ボタンリンク

重要な外部リンク(アフィリエイトリンクなど)には、ボタンリンクを使用します。商品やサービスを紹介する記事の一番下には、ボタンリンクを設置します。

ボタンではマイクロコピーを使う!

ボタンリンクの上には10文字程度のマイクロコピーを書きます。マイクロコピーでは一番訴求力の強い内容を選びましょう。

・キャンペーン
・特別割引
・期間限定
・返金保証

例:\初月解約OK!/、\全額返金保証付き!/、\累計販売本数1万本!/

申し込みを検討する読者は申し込みボタン周辺を特に注目します。申し込みボタン周辺にマイクロコピーがあることで、読者の不安や疑問を解消し成約に導く効果があります。

例えば、定期支払いの商品であれば、マイクロコピーで「初月解約OK!」と書くことで「初月だけで解約できるなら、申し込んでみようかな…」と考える読者もたくさんいます。

マイクロコピーのコツはあいまいな書き方をしないことです。

例えば「いつでも解約できる」という書き方だと「いつでもっていつなんだろう?」と考える読者もいます。「初月でも解約できる」と明確に伝えることで、読者も安心して申し込むことができます。

7.記事全体を推敲する

文章を書き終わったら、必ず推敲してください。「文章を何度も練り直すこと」を推敲と言います

記事の完成度の8割は推敲によって決まると言われています。記事を書き終わったあと推敲をせず書きっぱなしにしないように注意してください。

記事内容では以下を重点的に確認しましょう。

・記事内容と検索意図にずれはないか
・記事内容と読者にずれはないか
・記事を読んで、読者の悩みは解決するか

記事の見た目では以下を重点的に確認しましょう。

・読み飛ばしても理解できる記事か
・誤字脱字はないか
・スマホで見ても読みやすいか
・読者は飽きずに最後まで読めるか
・画像、箇条書き、吹き出しは適切に使えているか

その他では以下を重点的に確認しましょう。

・記事タイトルは魅力的なものか
・無駄な文章は書いていないか

推敲は文章を書いてから24時間以上時間をあけてください24時間以上経過すると自分の書いた文章も客観視できるため、改善点や分かりにくい点に気付くことができます。

文章を書いている途中や書き終わったばかりのときは客観的に文章を読むことができず、誤字脱字やおかしな点に気付きにくいです。

スマホで表示確認

ジャンルによりますが、訪問者の8〜9割がスマホを利用しているケースも多いです。記事を書いたら、必ずスマホで表示を確認してください。

スマホで特に確認したいのは画像

よくあるのがパソコンでは見やすい画像も、スマホにすると画像内の文字が潰れて見えなくなっているケースです。見えない画像に意味はないので、画像はスマホ最適化しましょう。

パソコンとスマホで2種類の画像を用意するのが難しければ、スマホに最適化した画像を使用してください

記事公開前のチェックリスト
記事公開前にチェックしたいチェックリストを作りました。自分の記事を公開する前にチェックリストを使って最終チェックをしてください。

チェックリストをすべて確認するだけで、記事の完成度を高めることができます。
» 記事チェックリスト

記事執筆時にプロが意識するポイント

ブログ記事を執筆するときにプロが意識するポイントは3つです。

  1. 読者が感動する記事を書く
  2. ストレートでシンプルな文章と構成
  3. USPを意識して価値のある文章を作る

1.読者が感動する記事を書く

プロは検索エンジンよりも、読者に寄り添う記事(=読者ファースト)を書きます。今のSEOのアルゴリズム(仕組み)では、読者の満足度が重要視されているからです

読者を感動させるには、読者の気持ちを先読みすることが大事です。読者が一文一文の文章を読む上で、生まれる疑問・不安をその都度解決しましょう。

2.ストレートでシンプルな文章と構成

読者に分かりやすく伝えるためには、回りくどい文章はNG。無駄な言葉や文章は、思い切って削りましょう

読者は長文を読みたくありません。無駄な文章を書くぐらいだったら全部削って、簡潔に書いてあげる方が読者満足度も上がります。

文章を削るか迷ったときは、その文章の必要性で判断してください文章や言葉を削ったところで伝わる内容が変わらないなら削除してください。「なんでこの文章書いたの?」と聞かれたときに、書いた理由を説明できない文章はすべて削除します。

1文字でも削る意識を持ってください。文章は短ければ短いほど読まれる確率が上がります。

3.USPを意識して価値のある文章を作る

USPとは「Unique Selling Proposition」。直訳すると「独自の売り提案」「商品独自の強み」となります。

USPを使えるかどうかは文章の完成度や読者満足度に大きく影響します

特に商品やサービスを紹介する記事ではUSPを意識してください。よくある特徴を紹介しても商品は売れません。他の商品にもある特徴は買うきっかけにはなりません。

「他の商品にはない独自の強みはXX。だからこの商品を買うべき。」という書き方をしましょう。

普段の集客記事から、セールスライティングまで幅広く生かせるのがUSPです。USPを意識することで、成約率が高い文章を書くことができます。

記事が読みやすくなるズルいテクニック11選

・1、2文で改行を入れる
・読者が読み飛ばしても理解できるようにする
・代名詞をなるべく使わない(あれ、それ、これ、さっきの話は)
・長めの文章は主語と述語を近づける
・です。ます。の連続は2回までに収める
・断定表現を使う(と思います、らしい、だそうですはNG)
・一文は短く50文字前後にする
・〜なので、〜だから、〜ですがは使わない
・本題以外の話は短くまとめる(本題前の前置き、余計な情報など)
・PREP法に従い、結論を分かりやすく伝える
・二重表現を使わない(必ず必要、約1,000円くらいなど)

読者は基本的に文章を読みませんスマホで適当にスクロールして、気になったところを読む人が多いです。読みやすい記事を作るためには「スクロールの手を止めて、読まれるポイントを意識的に作る」ようにしましょう。

まとめ記事(ピラーぺージ)の作り方

まとめ記事では、トピックの内容を広く浅く網羅的に扱います一般的にまとめ記事ではミドルキーワードからビッグキーワードを狙いましょう。

想定読者や検索意図が幅広いまとめ記事は長文になりやすいため、詳細な内容は内部リンクで別記事(ロングテール)に飛ばします。

まとめ記事は以下の手順で書きます。

  1. 記事設計(構成決め)をする
  2. 本文の内容を決める
  3. 内部リンク先を決める

1.記事設計(構成決め)をする

記事を書き始める前に、以下の5つを決めます。

・タイトル
・構成
・見出し
・本文
・内部リンク

ブログ全体でどんな記事をどのくらい書くかを明確にするとあとが楽になります。

2.本文の内容を決める

まとめ記事だけでも内容が完結するようにします詳細記事を読まないと内容がわからない書き方はNGです。まとめ記事の場合、1万字を超えることもあります。

3.内部リンク先を決める

まとめ記事の内部リンク先が、各コンテンツの詳細記事となります。まとめ記事も詳細記事も記事の書き方は変わりません。ブログ内での役割や想定する検索意図の大きさが違うだけです。

【まとめ記事の設計(具体例)】

h2:20歳までにかかる子育て費用はxxx万円以上!
 h3:子育て費用とは
  h4:教育費と養育費
 h3:平均年収と貯金額
  内部リンク:老後までに貯めるべき貯金は?

h2:教育費は進路によって大きく変わる
 h3:私立大学、公立大学
   内部リンク:私立大学卒は年収が高くなる?
 h3:一人暮らし、実家暮らし
  h4:それぞれでかかる費用
 h3:学資保険とは
  内部リンク:学資保険のメリットと選び方

h2:子どもの年齢別に必要な費用を徹底解説!
 h3:妊活
  h4:妊活中に必要な費用
  h4:妊活中から葉酸400μg摂取する必要がある
  内部リンク:葉酸サプリの選び方
  h4:不妊治療が必要ならxx円以上必要になることも
 h3:妊娠
  h4:検査や診察費用
  h4:妊娠〜出産までのやることリスト
   ・母子手帳
   ・出産する病院を決める
  h4:産休期間と手当て
  内部リンク:産休期間と手当てをもらうまでの流れ
 h3:出産
 h3:出産後
 h3:保育園
 h3:幼稚園
 h3:小学校
 h3:中学校
 h3:高校
 h3:大学

h2:子育てでもらえる助成金や給付金
 h3:各助成金の概要
  内部リンク:それぞれの手続きやもらい方

まとめ記事のNG例

・目次ページ(ナビゲーション記事)になっている
・詳細記事を書いてからまとめ記事を書いている
・内部リンクのない長文記事を書いている

詳細記事を先に書いてしまうと、内部リンクでつなげられない孤立した記事を生んでしまいます。記事を無駄にしないためにも、必ずまとめ記事は最初に書き、内部リンクの予定まで決めておきましょう

まとめ記事と長文記事は別ものです。両者の違いは、以下のようになります。

・まとめ記事:リンク構造を最大限生かした記事
・長文記事:内部リンクがない、リンクを排除した記事

1記事で読者を悩みを全て解決しようとすると、長文になりやすく読みにくい記事になります今のSEOで強いのはまとめ記事です。記事同士のつながりを意識して、まとめ記事を作りましょう。

【ブログ内のリンク構造を可視化】
まとめ記事と記事群は以下の画像が参考になります(矢印が記事同士をつなぐリンク)。ブログ内のリンク構造が以下のようになるのが理想です。

どこからも内部リンクがつながらない孤立した記事が増えるほど、ブログはSEO的に不利になります

最低限知っておくべきSEO対策

ここでは「記事に関するSEO対策」と「リンクに関するSEO対策」の2つを解説します。

記事に関するSEO対策

記事を書く上で重要なSEO対策は5つあります。

・meta description
・見出し
・記事の内容と文字数
・共起語
・画像

1.meta description(メタディスクリプション)

meta descriptionはメタタグと呼ばれるタグの一種です。meta descriptionを設定することで検索結果のタイトル下に表示される説明文を指定できます。説明文は検索結果でのクリック率にも影響します。

meta descriptionは120文字以内で魅力的にまとめましょう自分でmeta descriptionを設定しない場合、検索エンジンが記事内容の一部を使い自動的に説明文を生成します。

メタタグの中にはメタキーワードもありますが、現在のGoogleはメタキーワードはSEO評価には使っていません。しかし、他の検索エンジンではメタキーワードをまだ使っていることもあるため、念のため狙うキーワードを設定しておきましょう。

2.見出し

タイトルの次に見出しは重要です。見出しには「メインキーワード」「複合キーワード」を含めるようにします。タイトルに入らなかった複合キーワードは、見出しに含めるようにしましょう。

見出しタグを適切に使うことも大事です。見出しは見た目で使わず、<h1>→<h2>→<h3>→<h4>の順番を守ってください

h1は主に記事タイトルで使われることが多いため、記事執筆時に使うことはありません。

以下のような構造はNGです。

<h2>ブログを始めるために必要なもの
 <h3>ブログ
 <h3>パソコン
 <h3>銀行口座
 <h3>おすすめのパソコン

一番下に書かれている「おすすめのパソコン」は「ブログを始めるために必要なもの」ではありません。同列に並べられないので注意してください。

3.記事の内容と文字数

SEOで上位表示できる文字数に目安はありませんが、平均すると1記事の文字数は3,000〜5,000文字になることが多いですまとめ記事の場合は、2万字以上になることもあるため参考程度に考えてください。

ただし、無駄に長い記事は離脱につながるのでNGです。まとめ記事と詳細記事をバランス良く使いましょう。

記事を書くときには以下を意識しましょう。

・読者の悩みに合わせて過不足なく書く
・検索意図を満たす記事内容を考える
・内部リンクで記事同士を密につなげる

4.共起語

あるキーワードと一緒に用いられることが多いキーワードを共起語と呼びます。例えば、以下のキーワードは「アフィリエイト」の共起語の例です。

・成果報酬
・Google
・Yahoo!
・ASP
・ブログ
・WordPress

共起語がきちんと含まれているかどうかはSEOにおいて重要です共起語は本文中でなるべく使うようにしますが、あくまで読者が読みやすいことが最優先です。自然な流れで共起語を入れていきましょう。

共起語の探し方

SEO対策おいて必要な共起語を機械的に探すことは難しいのですが、ラッコキーワードの共起語βを使うと便利です。

アフィリエイト」で検索すると以下の画面が表示されます。

ここに表示されたものは共起語の候補です。これらの共起語を記事内では使うことを意識してください。

ただし共起語は読者に分かりやすく丁寧に記事を書いていると自然に含まれることが多いです。できればツールで調べられる共起語をもとに記事を書くのではなく、知識を身に付けた上で読者に分かりやすい記事を書くことを心がけてください

あくまでSEO対策のヒントとして使う方が結果的にはうまくいく確率は高いです。

5.画像

スマホで撮った画像をそのままブログに挿入すると、サイトの表示速度が遅くなります。スマホで撮影した画像は一般的なブログでは不必要なサイズで容量が重たいからです。

ブログで画像を使う場合、画像のリサイズや圧縮(軽量化)を行います。プラグインは「EWWW Image Optimizer」を使えば自動で軽量化を行ってくれるため便利です。

表示速度はSEOでも重要ですGoogleはページの読み込み速度を計測するツールを用意しています。表示速度を計測したことがなければ、自分のブログの読み込み速度を計測してみましょう。
>>PageSpeed Insights

【画像でできるSEO対策の小技!】
画像には「altタグ(代替テキスト)」を設定します。altタグには画像の説明を入れますが、このときにキーワードを含めるようにしましょう。

画像のファイル名には、画像に関連する名前を付けます適切なファイル名にすることで、何の画像かを検索エンジンに伝えることができます。SEO対策の画像なら「seo.jpg」、ブログの始め方の画像なら「how-to-start-blog.jpg」のようなファイル名にします。

リンクに関するSEO対策

SEO対策で有効なリンクは、3つあります。

・内部リンク
・発リンク
・被リンク

1.内部リンク

内部リンクは、ブログ内で関連する記事同士をつなぐリンクです。効果的に内部リンクを設置することにより、Googleのクローラーが巡回しやすくなりSEOで上位表示されやすくなります。

コツは、生きた(読者にクリックされる)内部リンクを設置すること読者にクリックされない死んだ(読者にクリックされない)リンクは設置しないようにしましょう。

内部リンクは、読者がクリックしたいと考えるタイミングで設置します。内部リンクを上手く活用できれば、使い勝手が良くSEOにも強いブログになります。

2.発リンク

SEO対策をする上で、主張の裏付けや根拠を示すことは重要です。信頼性のあるサイトから引用することは、SEOに効果があると考えています

別のサイトから引用した場合は、積極的に発リンクを設置しましょう。他サイトにリンクする場合にリンク先のサイト運営者の許可は必要ありません。

3.被リンク

被リンクはSEO対策で一番効果がありますコンテンツ内容に力を入れているのに上位表示できない場合、被リンク獲得に力を入れることで上位表示できる可能性があります。

被リンクを獲得するためには、一次情報を積極的に書いていきましょう。ネットや本の情報をまとめるだけでは、引用・被リンクの獲得は難しいです。自分が情報源となる一次情報を書くと、被リンクを獲得しやすくなります。

SEOライティングの実践ポイント

SEOライティングの実践ポイントは4つあります。

・読者の目的を考える「検索意図」
・再検索させないための「潜在ニーズ」
・読者の考えを想像した「先読みライティング」
・読者の壁を越えさせる「3つのNOT」

1.読者の目的を考える「検索意図」

最近のSEOでは、検索意図を網羅的に満たすことが重要です特定の読者ではなく、多くの読者の役に立つ記事が求められます。

ただし、記事の網羅性を高めようとして意味もなく長文記事にするのはNG。長文記事は求める情報がどこに書かれているか理解しにくいため、読者にとってストレスになりやすいです。

長文になる場合はまとめ記事を作って、記事を適切に分割していきましょうまとめ記事を使うことで読みにくい長文になることを避けることができます。

詳細を知りたい読者は内部リンクを辿って詳細記事を読むことができます。詳細な内容まで読むか読まないかという選択肢を読者自身に決めさせることが読者満足度の観点からは重要です

どんなにいい内容が書かれていても、検索意図を満たしていなければ上位表示できません。SEOライティングの根幹は、検索意図を満たすコンテンツ作成にあります。

1キーワード=1検索意図ではない

検索意図はキーワードによって全く違うものです。「1キーワード=1検索意図」ではありません。

ビッグキーワードになるほど、たくさんの検索意図が考えられます。検索意図が増えると網羅すべきコンテンツが増えるため記事は長文になります。

読者満足度の高い長文記事を書くのは難易度が高いといえますブログ初心者は検索意図が絞られて記事が書きやすい複合キーワードを狙って記事を書きましょう。

「青汁 おすすめ」の検索意図

「青汁 おすすめ」はビッグキーワードになるので、たくさんの検索意図が考えられます。以下は「青汁 おすすめ」の検索意図の例です。

・美容におすすめの青汁を知りたい
・健康におすすめの青汁を知りたい
・ダイエットにおすすめの青汁を知りたい

「青汁 おすすめ」で検索する読者の検索意図が「おすすめの青汁を知りたい」だけではないことに注目してください。記事ではこのような想定されるたくさんの検索意図に応える必要があります。

検索意図を考える上で重要なのは「読者が目的を達成できるかどうか」です。

例えば「簡単に痩せる方法」と調べる読者に「食事制限して、適度な運動すればいい」と書くのはNGです。読者は、食事制限や運動ができなくて悩んでいます。「それができたら苦労しない」と読者に思わせてはいけません。現実的に、読者が目標達成できそうなコンテンツを書いてあげましょう。

具体的には「食事制限や運動が苦手な人でも実行できるダイエット方法」を書いてあげる必要があります。

2.再検索させないための「潜在ニーズ」

潜在ニーズとは、検索した時点では読者も考えていなかったニーズのことを言います。潜在ニーズ=本当のゴールという呼び方もしています。

潜在ニーズの反対の言葉は「顕在ニーズ」です。顕在ニーズはすでに顕在化されている(表に現れている)ニーズのことです。記事では顕在ニーズと潜在ニーズを両方満たす必要があります。

潜在ニーズを満たすポイントは以下の3つです。

・読者がどんな気持ちで記事にたどり着いたか
・どんなことを知りたくて検索したか
・最終的に読者はどうなりたいか

例えば「ブログ記事の書き方」で検索した読者がいたとします。

この読者のゴールは「記事の書き方を知ること」ではありません(記事の書き方は顕在ニーズ)。本当のゴールはSEOで上位表示してお金を稼ぐことであり、記事の書き方を知りたいのはあくまで手段です

この記事を読んだあと「ブログの稼ぎ方」や「被リンク獲得方法」などで再検索されてしまうと、SEOではマイナスになります。再検索=読者のニーズに応えられない記事だとGoogleに判断されるからです

同じように「薄毛 原因」で検索した読者の潜在ニーズは「髪の毛を増やしたい」「抜け毛を防止したい」です。顕在ニーズである「薄毛の原因」を解説しただけで満足しないように注意してください。

再検索を防ぐためにも、潜在ニーズまで満たせる記事作りを心がけてください。

潜在ニーズを満たすために内部リンクも活用

「1記事で全ての悩みを解決しなければならない」というルールはありません。むしろ1記事で解決しようとすると、長文記事になってしまいます。

ブログ内ではまとめ記事を起点にした記事群を複数作るようにしてください記事群で悩みを解決できると、読者の検索意図や潜在ニーズを網羅的に満たすことができます。

ブログ記事を書くときには、それぞれの記事が孤立しないように注意してください。記事同士が内部リンクで密につながったブログを目指しましょう。

3.読者の考えを想像した「先読みライティング」

先読みライティングとは「読者の悩みや不安、疑問を先読みしてフォローすること」を言います。

読者の悩みや不安は、記事内の文章に対して、刻一刻と変化していきます。悩みや不安は記事単位ではなく文章単位で変わるため、1記事の中でもどんどん変化していきます。

先読みができていない記事は、自己満足な記事になりやすいです。自分が書きたいことや書けることだけを書いて、読者を置き去りにしないようにしましょう。

自己満足な記事では、結果的に読者の満足度も下がってしまいます。記事を書くときは検索意図+先読みまで考えるようにしましょう。

例えば、婚活記事で以下のような文章では不十分です。

婚活で重要なことはたくさんの女性に会うこと。その理由は、打席に立つ回数を増やせば、ヒットを打てる確率も上がるからです。

この文章を読んだときに、読者にはさまざまな疑問や不安が生まれます。

  • そもそも女性と話すのが苦手だから、たくさん会うのはキツい、、、
  • たくさんの女性に出会えていれば、今頃こんなに苦労はしてないわ!
  • 打席とかヒットとか野球の例えがよくわからない、、、

記事を書くときには検索意図だけでなく、読者が読み進めるうちに生まれる疑問や不安にも応えなければいけません。

例に挙げたような文章を書く時には、その直後に読者の疑問や不安を先読みしてフォローする文章を書きましょう。

先ほどの例文で先読みを行うと以下のような文章を書くことができます。

婚活で重要なことはたくさんの女性に会うこと。その理由は、打席に立つ回数を増やせば、ヒットを打てる確率も上がるからです。女性と話すのが苦手で、なるべく会う回数を減らして婚活したい場合は××がオススメです。

このようにフォローすることで、読者の疑問や不安はなくなり、悩みの解決につながります。先読みができると、記事を読み終わった後の満足度が格段に高くなります。

先読みのコツは「ターゲットを絞ること」

誰かに自分の想い(商品やサービスの素晴らしさ)を届けたいのであれば、ラブレターと同じように特定の一人だけに向かって書く必要があります。

ターゲットを細かく絞り込んだものをペルソナと呼びます。しかし、ペルソナ設定は難しいため、最初は知り合いの人を思い浮かべればOKです性格・考え方・喋り方を想像し「その人がこの文章を読んだらどう思うか」を考えます。

記事全体ではなく、一文一文を読んで読者は何を考えるか、どう感じるかを徹底的に考えましょう。

ターゲットを絞るメリットは「読者に響く文章を書けるようになり、記事のSEO評価が上がり成約率も高くなる」という一言に尽きます。

「セールスレターはラブレターと同じ」と言われるように、ライティングはラブレターを渡す相手のことだけを想って書きます。ターゲットを明確にして文章を書くことで、相手の心に響く文章になります。

先読みではネガティブな声に耳を傾ける

読者の気持ちを先読みするときは、ネガティブな意見に耳を傾けるようにしてください自分に都合のいい声ばかり、先読みしてはいけません。

婚活で重要なことはたくさんの女性に会うこと。その理由は、打席に立つ回数を増やせば、ヒットを打てる確率も上がるからです。

以下は先ほどと同じ自分にとって都合のいい声です。

・自分も積極的に女性に会いに行こう!
・すごく勉強になる…!
・失敗しても気にせず、打席に立とう

基本的にネットで記事を読んでいる読者にそんなに前向きな人はいないと考えてください。

自分の記事の読者は「もっと根暗で卑屈で臆病でネガティブでコミュ障」だと思ってください。次の項目で解説するように、読者は「読まない」「信じない」「行動しない」です(3つのNOT)。

読者は圧倒的に負の感情を抱くことのほうが多いです。

・面白くない
・読みにくい
・意味が分からない
・もっと分かりやすく書いてくれ

ライティングで前向きな意見に耳を傾ける必要はありません。前向きな読者はすでに満足をしていて、フォローする必要がないからです。

実際に自分の文章を読む読者がネガティブかどうかはさておき、ネガティブな人ならどう考えるかを意識して先読みすることが重要です。

4.読者の壁を越えさせる「3つのNOT」

ライティングの世界では以下を3つのNOTと呼びます。

・読まない(Not Read)
・信じない(Not Believe)
・行動しない(Not Act)

ライティングでは3つのNOTを超えるために「読ませる工夫」「信じさせる工夫」「行動させる工夫」ができているかどうかを常に意識します。

1つ目のNOT:読まない壁

文章を書く上で一番重要なことは文章を読んでもらうことです文章を読んでもらえなければ、どんなにいい内容を書いていても意味がありません。

読まない壁を突破するには以下が重要です。

・「結論→理由」の順番で書く
・読み飛ばされても理解できる書き方をする
・代名詞を使わない(これ、それ、あれ、さっきの)
・図解、箇条書きを使う
・1画面を文字だけで埋めない(スマホ画面)
・記事中にポイントを目立つように書く
・見出しだけで内容が理解できる
・ターゲットやペルソナの役に立つ、刺さる内容を書く

2つ目のNOT:信じない壁

読者は文章を読んでくれたとしても、内容を鵜呑みにするわけではありません。読者は想像以上にネガティブで疑い深いものです。

・口コミが書いてあるけど捏造じゃないか
・本当に最新情報が書かれているのか
・本当に根拠がある正確な情報なのか

信じない壁を超えるために必要なことは「疑いようがないエビデンス(根拠)の提示」です。ライティングが苦手な人は、文章そのものに問題があるというより、エビデンスが圧倒的に足りないことが多いです

【ビフォーアフター写真】
ダイエットの記事では、昔からよくビフォーアフターの写真が使われてきました。「この商品を使う前と後の自分の姿」を写したものがビフォーアフターです。

しかし、今はビフォーアフターの写真を載せても昔ほど読者に信用されなくなっていますビフォーアフターが信用されないのはステマ・捏造・写真加工の可能性があることを読者はすでに知っているからです。

現代のダイエット記事では「動画で痩せていく過程を見せる」「日付の入った写真を毎日撮る」ほうが、ビフォーアフターの写真よりも信じてもらえます。先読みには、時代背景が大きく関わってくると知っておきましょう。

エビデエンスを考えるときには、疑いようのない根拠が提示できるかを考えましょう。自分がお試しして本当に痩せたダイエット商品だとしても、読者が信じてくれなければ意味がありません。

3つ目のNOT:行動しない壁

読者は文章を読んで信じたとしても、行動しません。先延ばしにして忘れられないように、今行動しなければいけない理由をアピールしましょう

以下をアピールすると、背中を押してあげることができます。

・緊急性:いつまでに申し込まないと損をする
・限定性:早く申し込まないと損をする

ただし、あまり強く書きすぎると煽り感が強くなって、読者に不信感を与えることもあるので注意しましょう。

行動しない壁を超えさせるために、不安要素を取り除くことも効果的です。背中を押してあげることと同時に、読者の不安も取り除いてあげましょう。

読者はモノが欲しくなった後でも、まだまだたくさんの不安を抱えています。

・運営会社は大丈夫か
・解約はできるのか
・自分が買っても本当に使えるのか
・無理なセールスをされないか

そういった不安があるうちは申し込むのをやめてしまう可能性があるので、しっかり不安要素を取り除く必要があります。買わない理由がない状態に持っていけることが理想です

信じない壁を徹底的にクリアすることで、行動しない壁も自然とクリアできます。疑いようのないエビデンス(証拠)は買わない理由をなくし、行動する理由にもなるからです。

5.読者に再検索させない「SXO対策」

SXOとは、検索体験最適化(Search Experience Optimization)のことを言います。検索体験は、読者が検索を始めてから終わるまでの一連の流れのことです。

1.目的があり検索エンジンで検索
2.検索結果から訪問先をクリック
3.サイト内コンテンツを閲覧
4.検索した目的を達成(もしくは未達成)

この一連の流れを検索体験と呼びます。Google検索した読者が最終的に満足できるような記事やブログを作ることをSXO対策と呼びます。

記事を書く上で知っておくべきSXO対策は2つです。

・検索意図を満たす
・再検索を防止する

検索意図を満たす

検索意図を満たすことはSXO対策としても重要です。

検索意図を考えるのが難しければ、マイクロモーメントを参考にしてください。マイクロモーメントとは、2015年にGoogleが提唱した検索行動が起こりやすい4つの瞬間のことをいいます。

・Know → 知りたい
・Go → 行きたい
・Do → 何かをしたい
・Buy → 何かを買いたい

検索キーワードから、検索の目的(検索意図)がどれに当てはまるのかを考えることで検索意図を考えるヒントになります。

再検索を防止する

SXO対策で重要なのは、検索意図を満たした上で読者に再検索させない記事を書くことです。

記事を読んだあとに再検索する読者には、知りたいことや不満があります。読者が満足すれば、同じようなキーワードでしばらく検索はしません再検索される記事はSXO対策ができておらず、読者満足度の低い記事だと判断される原因になります。

記事では何を書くかだけでなく、どう伝えるかもWebライティングでは重要です。

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